プリプリして味は濃厚! 有明海の干潟で養殖した「荒尾かき」試験販売
荒尾漁協が3年前に有明海でマガキの養殖に乗り出し、18日から試験販売を始めました。小ぶりですが味は濃厚だということです。
荒尾漁協の直売所に並んだのは、試験販売が始まった「荒尾かき」。初日の18日は試食もありました。
■試食した人
「濃厚ねぇ、濃厚!おいしいね」
用意されたのは、加熱用の70キロ。午前9時の販売開始から買い物客が訪れました。
■買いに来た人
「きょうは試食を兼ねて。食べてみらんことには宣伝できんけんですね」
荒尾漁協が、新たな収入の柱にしようと3年前に試験養殖を始めた「荒尾かき」。地元でとれたマガキの稚貝を、沖合2キロの干潟で籠に入れて育てます。潮の満ち引きで海に浸かったり出たりを繰り返すことで、大量死を防ぎ味も濃くなるといいます。
■後藤宏一郎記者
「プリプリとして、貝柱からうま味がしみ出します」
用意した70キロは、あっという間に売り切れました。
■買いに来た人
「元々、おいしいカキができるはずなんです、ここは。海苔もいいし。だから、そういう面からすると非常に期待度は高いです」
急きょ30キロを追加しましたが、合わせて100キロを約1時間で完売しました。
■荒尾漁協 土井和子理事
「荒尾干潟の干満の差を利用して、小さくて甘みのあるおいしいカキにできあがってると思う。来年は生食で売りたい」
荒尾漁協は、3月までの毎週木曜から土曜に試験販売を続け、来年度から本格販売を始める予定です。ゆくゆくは生食用の販売やカキ小屋の営業など…夢は広がります!