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半導体関連の新規融資1000億円に 九州FG社長「資金需要は引き続き高い」

2024年5月15日 12:25
半導体関連の新規融資1000億円に 九州FG社長「資金需要は引き続き高い」
肥後銀行を傘下に持つ九州フィナンシャルグループは、TSMCの県内への進出にともない、半導体関連の新規の融資が1000億円にのぼったと発表しました。

九州フィナンシャルグループは13日、昨年度の決算を発表。
このうち肥後銀行単体では売り上げにあたる経常収益が1003億円で前の年を102億円上回った一方、最終的な利益である純利益は138億円と9億円減り増収減益となりました。

またTSMCの進出にともない半導体関連企業などへの融資が1000億円にのぼったと明らかにしました。

■九州フィナンシャルグループ・笠原慶久社長
「かなり多くの企業が熊本をはじめとする九州に投資をしようとしていると思いますし、地元の企業もそれに呼応してしっかりとサプライチェーンの中に入っていくための投資をしようとしてますので、資金需要は引き続き高いと思っております」

一方ふくおかフィナンシャルグループ傘下の熊本銀行も決算を発表し、経常収益が274億円純利益が46億円で増収増益となりました。

■熊本銀行・坂本俊宏頭取
「ここ最近の動きとしては(TSMC進出で)県北を中心とした非常に前向きな設備投資の支援、あるいはそれ以外の地元企業の再生支援といいますか、二極分化した資金需要が発生していると思っています」

坂本頭取はこう述べて、二極化した企業ニーズへの丁寧な支援が必要と話しました。