半導体関連企業進出相次ぐ熊本『高まる人材需要』 特化型研修施設の第2棟が完成
第2棟が完成したのは、主に製造業向けに人材派遣などを行っている日総工産の研修施設、日総テクニカルセンター熊本です。日総テクニカルセンター熊本は、大手企業でも使われている半導体製造装置を使ってメンテナンスなどを学べる半導体特化型の施設で、TSMC進出を契機とした人材需要に対応するため去年4月に開所しました。
今回、TSMCやソニーなどが熊本県内での工場増設を表明するなど人材需要のさらなる高まりが予想されていることや、他の企業から研修の受け入れを求める声が上がっていることを受け、約2億円をかけて施設を増設したということです。
第2棟は延べ床面積が第1棟の約2.5倍の936平方メートルあり、これまで100人だった年間の受け入れ可能人数は300人となります。
■日総工産 清水竜一社長
「育成した人材を熊本エリアを中心に配属しながら、このエリアの半導体産業・関連産業の成長に力を尽くしたいと考えている」
第2棟での受け入れ開始は、今年の夏頃を予定しています。