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福男は50年ぶりの72歳 イノシシの肉を食べて無病息災を祈る「シシ喰い祭り」

2024年1月17日 18:42
福男は50年ぶりの72歳 イノシシの肉を食べて無病息災を祈る「シシ喰い祭り」

玉名市で、イノシシの肉を食べて無病息災を祈る伝統の「シシ喰い祭り」が行われました。新型コロナの影響で中止していて、4年ぶりに復活した行事もあります。

玉名市の滑石諏訪神社で行われたシシ喰い祭り。畑を荒らし回っていたイノシシを祭神の建御名方神が退治して、村の人に肉を分け与えたという伝説に由来した祭りです。地元の人によると1000年以上の歴史があるともいわれています。

17日は世話役の引き継ぎ式の後、福男の植野司さん(72)が神社の池に入って御幣を立て替えました。植野さんが福男を務めたのはなんと50年ぶり2回目だということです。
■福男・植野司さん
「前回、福男を務めた若い時の気持ちそのままです。災害のないようにお願いしました。みんな幸せになりますように」

そして新型コロナの影響で中止していたイノシシ料理を振舞う「直会」が4年ぶりに復活しました。
■参加者
「シシ肉おいしいですね~。シシ肉を食べて無病息災を祈って、今年も元気に頑張ります」