【衝撃映像】南阿蘇村の寺で38年ぶりの観音様ご開帳 前回のご開帳ではお堂の床が…
南阿蘇村にある寺で38年ぶりに仏像の御開帳がありました。実は前回のご開帳では、あるハプニングが。カメラはその瞬間をとらえていました。
南阿蘇村にある清水寺。10月11日、38年ぶりにお堂に安置されている千手観音像がご開帳されました。
このお寺で、ご開帳は住職一代につき1日限り。住職となって初めてのご開帳となる本田清道さん、緊張した様子です。
■20代目住職 本田清道さん
「今からですね。無事に皆さんが何事もなく1日が終われば大役は終わったかなと思います」
何事もなく1日が終わってほしい?本田住職には、38年前のハプニングが脳裏をよぎっていました。
KKTに38年前、先代住職の時のご開帳の映像が残っていました。1986年3月20日、この日も多くの人が参拝に訪れていました。そして、この後、ハプニングが。
なんと参拝者の重さで、お堂の床が抜けたのです。
■20代目住職 本田清道さん
「私は、その時は一応法要が終わりまして、後ろの方で『皆さんどうぞ前の方へ』という案内をしていたんですよ。で、前を見たら、何人か姿が消えたけんですね。それでびっくりしたんですよ」
しかし、落ちた人はみんな笑顔。観音様のご加護か、けが人はいなかったということです。
■20代目住職 本田清道さん
「無事に皆さん笑って上に上がられて、それでホッとしました。床の方はあれから修理しまして、頑丈に作っておりますので」
そして迎えた38年ぶりのご開帳にも、多くの参拝者が訪れました。
■参拝者
「胸がいっぱいで、本当にありがたいです。ここが落ちたでしょ、床が。その時に来てました。できょう、だから2回目です」
無事にご開帳を終え、本田住職は…。
■20代目住職 本田清道さん
「まぁ一応、私の大役は終わりましたので、ホッとしました」
次のご開帳は、次の住職の代になるということです。