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【中継】壁一面1万冊の本!図書館「こども本の森 熊本」オープン初日の様子

2024年4月8日 20:02
【中継】壁一面1万冊の本!図書館「こども本の森 熊本」オープン初日の様子
こども本の森 熊本

熊本市中央区の県立図書館南側に「こども本の森 熊本」が8日オープンしました。「こども本の森 熊本」から中継です。

(平井友莉キャスター)
温かみのある木のデザインの建物の天井は、熊本県産ヒノキが使用されています。壁一面にずらりと並ぶ本所蔵されている本は約1万冊。そのうちの6割は寄付で集まりました。

8日にオープンした「こども本の森 熊本」。世界的な建築家安藤忠雄さんが設計・建築し、県に寄贈しました。きょうは特別に閉館後に中継させていただいています。

オープンに先駆けてきのう、セレモニーが行われ、きょうから早速子どもたちが利用しました。

熊本市中央区の県立図書館南側に新たに生まれた「こども本の森」。開館セレモニーには、安藤忠雄さんや、名誉館長を務める俳優の宮﨑美子さんら約50人が参加しました。

■建築家 安藤忠雄さん
「ここで子どもたちが本を読んでいただいて、10人に1人ぐらいは本の好きな子どもができる。そして熊本から東京、東京からアジア、世界に向けて大きな力になるような子どもをつくっていかないと、この地球はやっていけません。」

きょう午後から一般利用が始まると、多くの親子連れがやって来ました。本に囲まれた空間に、子どもたちは目を輝かせていました。
■利用者(新中1)
「今までになくて、すごく新しい感じで楽しいです」

■利用者(大人)
「普通の図書館だと静かにしないとなと気を遣うけど、子連ればかりで皆、いろんなところで読み聞かせをしているから、読み聞かせしやすくて楽しい」

選んだ本は思い思いの場所で読むことができ、館内にはテラスも設けられています。
■利用者(大人)
「心地いいです。空気感や呼吸を感じながら、中の様子も見ながら楽しめるので、すごくいろんな感性が育めるかなと思います」

2階のテラスに来ました。屋根がついていて、雨でも外の空気や鳥のさえずりなど自然を感じながら本を読めます。安藤さんが大切にしたというのが、子どもたちが「自由」を感じられる場所ということです。この図書館では本の貸し出しはしません。ただ、好きな本を選んで、好きな場所で読むことができます。閉館までなら持ち出すことも可能です。


ここから館長の飯塚曉子さんにお話を伺います。
きょうから子どもたちが利用しています。様子を見ていかがでしたか?

(飯塚暁子館長)
子どもたちがわくわくしながら本を選ぶ姿。そして無心になって本を読んでいる姿。そのお母さん、お父さんが優しいまなざしで読み聞かせをする姿を見て大変うれしくなりまして、寄贈してくださった安藤先生への感謝の気持ちでいっぱいです。

この場所がどんな場所になってほしいですか?

(飯塚暁子館長)
「こども本の森」は本の世界が開く場所です。子どもたちにはたくさんの本と出会って完成と想像力を育んでもらいたいと思います。こちらは県民参加型の運営を行っています。子どもたちの充実した読書体験のために広く寄付
を募っていますので、ぜひご協力をいただければと思います。開館を記念してトートバッグなど7種類のグッズを販売していますので、ぜひご来館のうえお買い求めいただければと思います。

こども本の森熊本では、快適に本を読んでもらうため、定員50人完全入れ替え制で利用できます。詳しくは、公式ホームページをご覧ください。人生を豊かに。この場所から子どもたちの新たな世界が広がります。中継でお伝えしました。

▼開館時間
午前9時半から午後5時(毎週火曜日が休館)
▼90分から100分・定員50人の完全入れ替え制(各回 予約:30人 予約なし:先着20人)
▼入館の予約は公式ホームページ
詳しい情報は、公式ホームページをご覧ください。