蒲島知事「結果公表時期は示されていない」不適切受給問題の第三者委設置から4か月
熊本県の旅行支援事業をめぐる補助金の不適切受給問題について、第三者による調査委員会の設置から4か月余り。結果の公表時期について、蒲島郁夫知事は15日の県議会で「まだ示されていない」と述べ、あくまで調査員会に委ねているという姿勢を示しました。
この問題は、県の旅行支援事業をめぐり、TKUヒューマンに不適切な補助金受給の疑いがあり、県の幹部がこの疑いを見逃すよう指示していたとする外部通報が報道機関に寄せられたものです。これを受け県は去年10月、第三者による調査委員会を設置しました。4か月がたった今も、調査結果の内容や公表時期は示されていません。
こうした中、15日の県議会で鎌田聡議員が、調査の進捗や結果の公表時期などについて蒲島知事に質しました。
■蒲島郁夫知事
「調査はスケジュールを含め、調査委員会に委ねており、現在のところ、調査内容やその公表時期などは示されていません」
これに対し、鎌田県議は。
■鎌田聡県議
「第三者委員会の運営には、これも税金がかかっているんです。もっとコスト感覚をもっていただきたい」
調査は続いており、公表時期は未定だとした蒲島知事。今年4月15日に任期満了を迎えます。