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違法客引き増加傾向…繁華街で立ち入り調査

2024年4月29日 21:01
違法客引き増加傾向…繁華街で立ち入り調査

新型コロナウイルスの「5類移行」とともに熊本市の繁華街ににぎわいが戻り、違法な客引きも増加しています。「料金トラブル」などを防ごうと熊本県警が、飲食店や無料案内所などに立ち入り調査を行いました。

大型連休の前夜、熊本中央警察署を出発したのは警察官と熊本市の職員あわせて45人です。
熊本市の繁華街にある無料案内所やスナック、バー、ホストクラブなどの飲食店に抜き打ちで立ち入り調査して、風営法に基づき営業許可の有無や従業員名簿を確認しました。

繁華街での「違法な客引き」や「料金トラブル」をめぐる110番通報の件数は、悪質な客引きなどを禁止する熊本市の条例施行や新型コロナの感染拡大の影響で2018年から減少傾向に。しかし、新型コロナの収束に伴い、2022年から23年にかけて増加に転じました。警察は半導体関連企業の進出を受けて、今後、県内で暮らし始めた外国人などを対象とする被害の増加も懸念しています。

今回はあわせて58か所を調査し、無許可営業や営業許可書の不掲示など51件を確認したということです。
このうち16件については今後、県公安委員会が行政処分する方針です。