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新年度の市長会見は「謝罪」から…熊本市電衝突事故を陳謝 運転士気遣う声も明かす

2025年4月2日 10:12
新年度の市長会見は「謝罪」から…熊本市電衝突事故を陳謝 運転士気遣う声も明かす
熊本市・大西一史市長

新年度に入り始めてとなる熊本市の大西市長の会見、謝罪から始まりました。大西一史市長は会見の冒頭、3月25日に起きた市電の衝突事故について陳謝しました。

この事故は「熊本城・市役所前」電停に停車中の車両に後続の車両が追突し運転士と乗客合わせて15人が重軽傷を負ったものです。交通局は後続車両の減速が不十分だったことや追突現場の手前のレールにオイルのようなものが付着していたとして調査を続けています。

会見で大西市長は2日、けがをした全ての乗客への交通局からの謝罪が完了すると明らかにしました。謝罪を受けた乗客から大きなクレームはなく、運転士を気遣う声もかけられたとする一方で…

■熊本市・大西一史市長
「市電を無くしてしまえという声もあることが一方で事実。私から事業管理者や交通局の幹部に言ったのはこういう声に甘えるなと言いました」

その上で大西市長は「解体的出直しをしなければ市電は立ち直らないという強い覚悟で徹底的に事故をなくすことが最大のミッション」と語りました。

最終更新日:2025年4月2日 10:12
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