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約5400ヘクタールの農地に影響か 球磨川の取水施設が大雨で被災

2024年6月1日 18:30
約5400ヘクタールの農地に影響か 球磨川の取水施設が大雨で被災
球磨川から農業用水などを確保するための施設が大雨で被災し、国は、周辺の農地、約5400ヘクタールに影響が出るおそれがあると発表しました。

九州農政局によりますと、八代市を流れる球磨川で、水をせき止めて農業用水などを確保する「遥拝頭首工」の耐震工事を行っていました。
しかし、ことし3月と5月の大雨で、工事用の資材が流されるなどの被害が出たということです。

九州農政局は今のところ、確保できる水の量に影響は出ていないとしていますが、今後、川の水量が減った場合には八代市と氷川町の農地5400ヘクタール、6700人ほどに節水を求める可能性があるとしました。その場合、一部地域の工業用水や上水道にも影響がでる見通しです。

九州農政局は、当面はポンプ車を配置するなどして農業用水を確保し、川の水量が一定程度少なくなれば復旧工事を再開したいとしています。