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【建て替え】熊本市庁舎の建設地 大西市長が秋頃までに決める方針を示す

2024年2月28日 18:24
【建て替え】熊本市庁舎の建設地 大西市長が秋頃までに決める方針を示す

熊本市庁舎の建て替え問題で、大西一史市長は28日の市議会で、秋頃までに建設地を決めたいという方針を示しました。

28日に行われた熊本市議会の代表質問。坂田誠二議員から庁舎の建て替えの進め方について問われた大西一史市長は次のように答えました。

■大西一史市長
「来年度の秋頃を目途に建設地決定し、基本計画から実施設計までを一括で検討し、その後複数年をかけて、具体的な新庁舎の姿について市民のみなさまのご意見をいただきながら丁寧に検討を進めて参りたいと思います」

熊本地震の後に市庁舎の耐震不足が指摘されたことから、熊本市は建て替える方針です。新しい庁舎の候補地について熊本市は、2月13日の市議会特別委員会で、現在の手取本町のほか、城東町、桜町、白川公園の中から建設地を絞り込むと説明していました。

また建て替えの費用について大西市長は、まちづくりに必要な財源を借り入れることができる地方債の一つ、「合併推進債」を利用することで、市民の負担を軽減できると述べました。熊本市によりますと、この財源を使うには来年度末までに実施設計に着手しなければいけないということです。

■熊本市 大西一史市長
「実現可能なものなのか、市民のみなさんにスピーディーかつ丁寧に示し、建設候補地について決定をしていかなければいけない」

熊本市は、秋頃までの決定に向け、検討を急ぎたいとしています。