大学で男性が心肺停止に 迅速で適切な処置で命を救った学生らに感謝状
大学で心肺停止となった男性に学生らが適切な処置を施し命を救ったとして、「救急の日」の9月9日に消防が熊本大学に感謝状を贈りました。
代表して感謝状を受け取ったのは、熊本大学大学院で土木について学ぶ松田空さん(24)と百﨑有輝さん(23)です。今年7月、大学内で2人と一緒にグループワークをしていた23歳の男性が突然倒れました。心肺停止の状態でした。
松田さんは119番通報、百﨑さんは大学の保健センターに連絡し、他の学生や駆け付けた教授らが胸骨圧迫のほか、AEDを準備。救急隊が到着するまでの約10分間、迅速で適切な処置を行ったということです。男性は搬送先の病院で意識が回復し、8月に退院しました。
■百﨑有輝さん
「自分で抱え込むのではなくて、周りの大人たちに助けを呼ぶっていうのが今回大事だったのかなと思った」
■松田空さん
「身の回りの人に経験したことを伝えていくことが大切かなと思う」
熊本市消防局は「倒れた人を発見したらまず119番通報し、周りに協力を呼びかけながら救急隊の到着を待ってほしい」と話しています。