熊本県内の景気2月も「緩やかに回復」と判断据え置き 日銀「所得の改善が重要」
日本銀行熊本支店は、先月の県内の景気について「緩やかに回復している」と判断を据え置きました。
県内の景気が「緩やかに回復」と判断されたのは、去年6月以来8回連続です。
個人消費では、日用品の購入点数が減ってますが、恵方巻やバレンタインデーなどいわゆる「ハレの日消費」が好調で、「緩やかに回復」しているということです。
観光では、春休みシーズンの旅行の予約などが堅調で、海外ウエディングやクルーズ船など、単価の高い旅行に動きがあり全体的に「増加」しているということです。
一方、生産では、海外経済の回復が鈍り、一部の半導体関連で生産水準を引き下げていますが、高水準で推移しています。
日銀では、先行きについて、「物価高のなか 個人消費が回復し続けるためには、所得の改善が重要」と話しています。