創業者のモリス・チャン氏
台湾の大手半導体メーカーTSMCの日本初となる菊陽町の工場で24日、開所式が行われました。
出席した齋藤経済産業大臣は、熊本県内に建設される第2工場にも政府が最大で7320億円の支援を行う方針を示しました。
開所式には創業者のモリス・チャン氏やマーク・リュウ会長などのTSMC関係者をはじめ、齋藤健経済産業大臣などが出席しました。
モリス・チャン氏は「日本における半導体製造のルネサンスの始まりになると期待している」と話しました。
TSMCが熊本県に建設した日本初の工場は昨年末に完成し先端ロジック半導体を製造する予定で、年内の量産開始を目指しています。
■齋藤健経済産業大臣「日本の半導体産業の復活とそれを起点にした国際的な競争力の強化に向け全力で取り組む」
TSMCは、熊本への第2工場建設も発表していて、齋藤大臣は第2工場に対し、第1工場を大幅に上回る最大で7320億円の財政支援を政府が行う方針を示しました。
第2工場は、2027年末までの稼働を目指していて、第1工場よりもさらに高性能の半導体を生産する計画です。
