【県立高校入試】前期・後期選抜を一本化 今の小6が受験する2027年3月から
熊本県教育委員会は8日、現在前期と後期に分かれている県立高校の入試を2027年度入学分から一本化することを明らかにしました。
これは白石伸一教育長が県議会一般質問で明らかにしました。県立高校の入試は2005年から前期と後期に分けて行われていますが、生徒の定員割れや受験期間の長期化により、学校と生徒に負担がかかることが課題となっています。
県教育委員会は制度の見直しに向けた学識者などでつくる検討委員会を設置。委員会は今年3月、一本化することを提言していました。提言を踏まえ県教委は、前期と後期に分かれている入試制度を一本化します。新しい入試制度は、現在の小学6年生が受験する2027年3月から導入されます。
現在、前期選抜では面接や小論文など学校独自の試験を行っていますが、一本化することで、全ての受験生が学力試験を受けることになります。その上で学校によっては実技や面接など特色に応じた試験を実施します。
県教育委は、新たな制度の素案を公表して県民の意見を募集するパブリックコメントを実施し、今年度中に概要をまとめたいとしています。