【加齢による変化は】高齢者対象の「食べること」に関する健康チェック
地域の高齢者を対象にした「食べること」に関する健康チェックが、熊本市の熊本保健科学大学で行われました。
健康チェックを行ったのは、言語聴覚学専攻の松原慶吾准教授らのグループです。
熊本市南区の上近見地区に住む71歳から92歳の高齢者約20人が参加し、歯科検診や口の中のエコー検査のほか、口周りや舌の筋力などの測定をして、食べたり飲みこんだりする能力を調べました。
また、食べたり飲みこんだりする能力とどのような関わりがあるか研究するため、握力や歩行能力、認知能力など全身の機能の検査も行われました。
参加者の一部は、5年前にも同様の健康チェックを行っていて、松原准教授は、加齢によって口周りの筋力や筋量にどのような変化があるかなど、今後の研究につなげていきたいとしています。