2016年の熊本地震で液状化 2025年度末にも対策事業完了の見通し 熊本市南区の工事終わり経過観察
2016年の熊本地震で液状化の被害を受けた熊本市南区と東区の地区で、2025年度末にも対策事業が完了する見通しとなりました。
熊本地震の影響で、熊本市では南区と東区の合わせて9つの地区、800戸あまりで地盤が沈む液状化の被害が確認されました。熊本市は2017年に有識者による検討委員会を設置、2019年からはポンプで地下水を汲み上げるほか、地中に壁を作り地下水の流入と地盤沈下を防ぐ工事を行ってきました。
5日に開かれた検討委員会では、すでに事業が完了した東区を除く南区の8地区のうち6地区で事業が完了し、残り2地区についても今年度、必要な工事が終了し、経過観察を行っていることが報告されました。
今後、約1年間の観察期間中に異常が確認されなければ、2025年度末にも事業完了となります。この地区の事業が完了すれば、熊本地震で液状化の被害を受けた県内すべての地区で対策事業が完了するということです。
最終更新日:2025年3月6日 12:31