「熊本県職員や県議などが常習的に賭け麻雀」熊本県に公益通報
企業や組織内の不正などを通報する仕組み「公益通報」。熊本県の職員や県議などが複数回にわたって賭け麻雀をしていたとして19日、県に公益通報がありました。
通報者によりますと、19日午前、公益通報者保護法に基づいて、県広報課に通報したということです。
通報では、県の職員1人と元職員2人、県議会議員2人のあわせて5人が、コロナ禍の2020年から2023年にかけて熊本市内にあるビルで複数回にわたり、常習的に賭け麻雀をしていたと指摘しています。
さらに、5人の行為は、単純賭博罪や常習賭博罪に該当し、県の職員と元職員は地方公務員法に定められている「信用失墜行為」に該当するとして、厳正に調査した上で厳格な処分を求めています。
KKTの取材に対し通報者は、「賭け麻雀は不正の温床になるもので、社会のためにも一掃するべきだと思い通報した」とコメントしています。
公益通報が寄せられたことについて木村敬知事は。
■木村敬知事
「公益通報があったようだというのは聞きましたが、まだ書面を見ていませんので、 その具体的な中身についての評価は差し控えたいと思います。すぐに見ます」
このように話し、通報内容を精査し、どのように対応するか検討するとしています。