水俣病健康調査 国の手法に異議 水俣市の医師「まだ検討が不十分」
水俣病特別措置法が求める不知火海沿岸での住民健康調査のあり方を検討会する会議で24日、被害者団体から推薦された医師が意見を述べました。(検討会は非公開)
検討会で意見を述べたのは、水俣市の高岡滋医師で、検討会の後、会見を開きました。
高岡医師は、国が進めようする健康調査の手法に対して「まだ検討が不十分」と述べ、健康への影響がどのくらい広がったかを調べたり、再発防止を図るなど、健康調査の目的を十分に踏まえた検討を求めたということです。
しかし検討会の委員は、国の手法について「おおむね妥当」との意見で一致したということです。
環境省では2026年度をめどに健康調査を始める方針です。
最終更新日:2025年1月25日 18:05