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【今年8件目】熊本市電が赤信号で交差点に「ボーッとしていた」運転士はせき止め薬服用

2024年7月2日 18:58
【今年8件目】熊本市電が赤信号で交差点に「ボーッとしていた」運転士はせき止め薬服用
7月1日夜、中央区の九品寺交差点で赤信号にも関わらず交差点に進入していたことがわかりました。熊本市電のトラブルは今年8件目です。

熊本市交通局によりますと1日午後10時過ぎ、熊本市中央区の通称電車通りと産業道路が交わる九品寺交差点で信号待ちをしていた健軍町行きの市電が、青信号に変わる前に交差点に進入しました。
交通局が市電のドライブレコーダーを調べたところ、産業道路からは右折の車が交差点に進入していましたが、信号無視の市電に気づき交差点内で停車したということです。

交通局の調べに対し運転士は、「ぼーっとしていて、左折の青信号が出たのを見てスタートしてしまった。ひとつ先の信号の青信号と取り違えたかもしれない」と話しているということです。

運転士は1週間ほど体調が悪く、1日は持参したせき止め薬を信号無視をする2時間ほど前に服用したということです。

■熊本市交通局 松本光裕交通局次長
「利用者や市民の皆さまに多大なご迷惑とご不安をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。大変申し訳ございません」

交通局は九州運輸局に報告するとともに、道路交通法違反の疑いもあるため警察にも相談する予定です。市電のトラブルは今年に入ってこれで8件目で、第三者による検証委員会が再発防止策を検討しています。