【またトラブル】熊本市電が誤って違う方面に進む 運転士が分岐点の停車位置を間違える
熊本市交通局によりますと5月20日午後7時10分頃、辛島町電停を出発して上熊本方面に向かうはずの熊本市電が、誤って熊本駅方面に進むトラブルがありました。熊本市電は辛島町電停を出発した後、西辛島町の交差点付近に分岐点があり、分岐点の手前で停車する位置によって進行方向が変わります。
■永島由菜アナウンサー
「こちらの分岐点で運転士が停車位置を間違えたことが、トラブルにつながりました。本来まっすぐ進むはずの車両が、左に曲がって走行したということです」
市電には約30人が乗っていて、約500メートル先の河原町付近で折り返し、8分の遅れが出ました。
また、5月10日朝7時50分頃、健軍町に停車していた車両の運転士がドアを開けた状態で誤ってブレーキを緩めたため、車両の扉が開いたまま40センチほど動いたということです。車内はほぼ満員でしたが、けが人はいませんでした。
熊本市電では運行トラブルが相次いでいて、外部有識者による検証委員会が設けられていますが、今回発生した2件については「対象とするかは検討中」としています。