熊本市電の車両12台が故障し朝の通勤通学時間帯に5便運休 5台は使用年数60年以上
熊本市交通局によりますと、23日夜までに車両12台で、台車の不具合や空調・車内の照明の故障などが確認されました。熊本市電の車両は45台ありますが、故障した12台に加え、2台が定期検査中のため、朝の通勤通学時間帯に必要な33台を確保できなくなりました。このため、「車両の修理などで運休になる可能性がある」とあらかじめ時刻表に示している午前7時台から9時台の5便の運休を決めたということです。
今回、故障が確認された車両の使用年数は、60年以上が5台、40年以上が1台、30年以上が2台、25年以下が4台だということです。熊本市交通局は、25日以降の運行には影響は出ない見通しとしています。
今回の運休について熊本市交通局は、「利用者の皆様にご迷惑をおかけし申し訳ない。今後、新車両の導入も予定されているので、安全第一で運行したい」とコメントしています。
熊本市電では、5月1日にも13台の車両が故障や点検で使用できず、朝の通勤通学時間帯に2便を運休していました。