経営するリラクゼーションサロンで女性客4人に性的暴行などの罪 セラピストの男に実刑判決

自分が経営するリラクゼーションサロンで女性客4人の胸や下半身を触る性的暴行などをした罪に問われた男に対し、熊本地裁は10日、懲役4年6か月の実刑判決を言い渡しました。

判決を受けたのは、熊本市北区山室のセラピスト･緒方倫明被告(51)です。判決によりますと、緒方被告は去年3月から9月にかけて、熊本市東区保田窪で経営するリラクゼーションサロンで、30代から40代の女性客4人に施術中に胸や下半身を触るなどしたとして、不同意性交等や不同意わいせつなどの罪に問われていました。

10日の判決で熊本地裁の中田幹人裁判長は、｢卑劣で悪質な犯行で、被害者は嫌悪感や不信感、精神的苦痛を被むり、被害結果が重大｣と指摘。一方で、2人と示談が成立していることなどを考慮し、懲役5年6か月の求刑に対し懲役4年6か月の実刑判決を言い渡しました。