あしなが奨学金 困窮家庭の増加で申請増えるも資金不足で不採用相次ぐ

事故や病気などで親を亡くした学生などを支援する「あしなが育英会」の募金活動がスタートしました。

20日は熊本市の鶴屋百貨店前で給付を受ける学生やボランティアが募金を呼びかけました。

「あしなが育英会」は事故や病気、災害などで親を亡くした生徒や学生に奨学金を支給しています。
事務局によりますと、ことし春に高校に入学する生徒からの奨学金の申請は全国で過去最多の1800人に上りましたが半数以上が採用されず、県内でも41人の申請に対し18人が採用されませんでした。
困窮する家庭の増加に資金が追いつかないのが背景にあるということです。

県内では鶴屋や花畑広場周辺で20日正午からと4月27日、28日にも募金活動が行われ全額、あしなが育英会に寄付されます。