高校生が共同開発のランチパックなど2週間で10万個以上販売 被災地に寄付も
熊本の高校生と山崎製パンが共同開発した商品が1月1日から販売され、発売後から大きな反響が出ています。
15日、県庁を訪問したのは熊本商業高校と球磨中央高校の生徒たちです。山崎製パンと共同開発し、1月1日から販売している商品をお披露目しました。発売されたのは3つの商品。わずか2週間で10万個以上を売り上げています。
2021年から共同開発に取り組む球磨中央高校。第3弾となる商品は、球磨の恵み牛乳を100パーセント使ったミルクぷりんと、球磨栗と粒あんのランチパックです。
■球磨中央高校3年 松坂碧天さん
「球磨中央高校のメンバーは10人ですが、私を含め3人が被災し、2人はまだ仮設住宅に住んでいます.人吉・球磨地方の復興はまだ終わっていない。継続した復興支援が必要であると考え、今年も山崎製パン株式会社に商品開発をお願いしました」
ランチパックは、1袋につき1円が熊本豪雨の復興支援に寄付されます。
一方、初めて開発に参加した熊本商業高校。1袋1円を熊本城復興のための寄付にあてようと、パッケージに瓦や石垣のモチーフをデザインしました。半年以上かけて生み出した県産デコポンの果汁入りゼリーのランチパックです。
■平井友莉アナウンサー
「デコポンの爽やかな風味と、ミルクホイップのまろやかな甘みがすごく合います。美味しいです」
(せーの、いらっしゃいませ〜)
特別に県庁で開かれた販売会で、教育長は…。
■白石伸一県教育長
「高校生が復興に思いをはせて、自分たちで工夫して何度も試食して作ったというのが楽しみで、私もどういう味かしっかり楽しみたい」
■購入した県職員
「どれも美味しそうだったので6個ずつ買いました。買ったら、それが支援になるということであれば、こちらもたくさん買おうかなという気になる」
■熊本商業高校2年 今村桜子さん
「自分が美味しく食べることで復興に携われるという、一石二鳥のような形で皆さんが復興していただける。九州全域の方々に食べていただきたいです」
高校生の思いが詰まったコラボ商品。2月末まで九州・山口のコンビニエンスストアやスーパーで販売される予定です。