轟の滝周辺の川遊びで嘔吐や下痢 受診者は40人増え109人に 知事も注意呼びかけ
天草市の轟の滝周辺で川遊びをした人が体調不良を訴えている問題で、医療機関を受診した人はさらに増え、109人にのぼっています。
この問題は、8月13日以降、天草市天草町にある轟の滝や周辺の川で川遊びをしていた人が嘔吐や下痢の症状を訴えているものです。熊本県によりますと、天草保健所管内で医療機関を受診した人は、22日午前9時現在で、前日の69人から40人増え109人となりました。全員、症状は軽いということです。
このうち32人は、20日までに受診した人で、事態を把握した医療機関から22日に報告があったということです。また、天草以外の保健所にも相談が寄せられているということです。
熊本県は滝の周辺で水質検査を行いましたが、透明度やにおいなどは異常がなかったということです。ウイルスや細菌などの感染症については、週明けにも結果を出したいとしています。
木村敬知事は、22日の定例記者会見で改めて注意を呼びかけました。
■木村敬知事
「轟の滝周辺での遊泳、水遊びは控えていただきたい。症状のある方は、まず医療機関を受診してほしい。 不安のある方も保健所にご連絡ください」