路線バスが1日300円で乗り放題 熊本市中心市街地 土日祝日限定で実証実験
熊本市は、9月7日から土日祝日限定で、中心市街地で路線バスを1日300円で乗り放題にする「まちなかフリーパス」の実証実験を始めます。
「まちなかフリーパス」は、熊本市中心部の180円均一エリアの路線バスを対象に、土日祝日に限り、1日300円で何回でも乗り降りできる定額サービスです。市街地の回遊性の向上を図り、公共交通の利用者を増やすことが目的で、9月7日からデジタルチケットが販売されます。
熊本市は、今年3月まで熊本駅から通町筋まで運賃150円で回遊する「まちなかループバス」を4年間運行させていましたが、運転士不足で運行を終了しました。
熊本市は今年度、まちなかフリーパスに予算2400万円を確保していて、既存の路線バスを活用することからバス会社の負担も軽くなるとみています。
熊本市は、実証実験の結果を踏まえ、来年度以降は市電やシェアサイクル、商業施設などとの連携も検討する方針です。