昼過ぎまで山間部中心に大雪に注意を 九州道が通行止めなど交通機関に影響

熊本県内の山間部では23日から雪が積もりました。この雪により交通機関が乱れるなどの影響が出ています。県内では24日昼過ぎまで山間部を中心に大雪への注意が必要です。

阿蘇市の阿蘇神社では、楼門にも真っ白な雪が積もりました。九州北部地方では、上空約1500メートルにマイナス12℃以下の、この冬一番となる寒気が流れ込んでいます。24日午前9時の時点で、水俣市で5センチ、南阿蘇村久木野で3センチ積雪を記録しました。

交通機関に影響が出ています。天草エアラインは、天草空港の雪のため、天草～熊本、天草～福岡、熊本～大阪の合わせて往復6便が欠航しました。

九州自動車道は、植木インターと福岡県の小倉東インター間が通行止めとなっています。高速バスは熊本～長崎が終日運休、熊本～福岡は運転見合わせが続いています。県内の路線バスも運休や運転見合わせが発生しています。また、警察によりますと、県内では山間部を中心に路面凍結によるスリップ事故が多発しているということです。

県内では、24日昼過ぎまで山間部を中心に大雪への注意が必要です。雪のピークは過ぎても、阿蘇地方で25日の最低気温が氷点下6℃と予想されるなど、寒気の影響は残ります。路面凍結による交通障害、農作物や農業施設の管理などに注意が必要です。