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「若者が定着する地域に」熊本豪雨の復旧・復興 熊本県が新たな計画を年内に策定へ

2024年7月4日 20:10
「若者が定着する地域に」熊本豪雨の復旧・復興 熊本県が新たな計画を年内に策定へ
熊本県・木村敬知事
熊本県の木村知事は4日、熊本豪雨の「復旧・復興プラン」が一定の成果をあげつつあるとして、今後、産業の創出などを含めた新たな計画を年内に策定する方針を示しました。

この方針は、県が4日に開いた熊本豪雨の復旧・復興本部会議で示されました。会議では、住まいの再建や河川の緊急対策などは来年度中に完了し、被災地の集落再生にも一定の道筋が立ったことなどが報告されました。

これを受けて木村知事は、復旧・復興を次の段階に進める新たなテーマとして、地域の再生・発展へ向けた取り組みを掲げると述べました。

具体的には、若者が定着する地域の産業を創り出すために、球磨川と鉄道を生かした観光を軸とした地域づくりや、林業の再生などを中心にしたプランを年内にまとめる予定です。

■木村敬知事
「人吉球磨の場合は、若者の生き甲斐流出が特に強い。これをなんとか地域の中に集い、 または一度若い時に外に出たとしても、また戻ってこられるような地域を作っていく」