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ヴォルターズ今季終戦 越谷とのPO準々決勝に敗れB1昇格ならず

2024年5月6日 17:29
ヴォルターズ今季終戦 越谷とのPO準々決勝に敗れB1昇格ならず
決勝に進んだ2チームがB1昇格となるバスケットボール・B2リーグプレーオフ。熊本ヴォルターズは越谷との準々決勝で2連敗を喫し昇格を逃しましたが、ファンからは熱い声援が送られました!

クラブにとって5度目のプレーオフ、アウェーにも多くのブースターが。

■観客
「やっとこの日が来たなという気持ちです」
「声が出なくなるまで(応援を)頑張ろうと思っています」
「もうB1。だけです」

一丸となって迎えた1戦目。
しかし前半、3ポイントシュートが1本も決まらず流れをつかめません。逆にリバウンドを奪われ勢いを失ったヴォルターズ。まさかの100失点で準決勝進出に王手をかけられました。
(熊本 70-100 越谷)

■宮澤奎太アナ
「昨日悔しい負けを喫しあとがなくなったヴォルターズ。なんとか第3戦につなぐべく様々な思いを胸に選手たちがコートに立ちます」

崖っぷちの2戦目、3ポイントが武器の山本翔太に期待がかかります。
開始直後、その山本がボールを奪いますが…
目を負傷し、コートを後に。いきなりアクシデントが襲います。

シューターを欠きなかなか得点が決まらない中、越谷が確実に得点を重ね、突き放します。
後半も波に乗りきれず第3クオーターを終えて25点差。厳しい状況でもブースターは声援を送り続けます。

すると、第4クオーター、負傷した山本翔太が連続3ポイントで意地を見せます。
100失点を喫してもリングに向かい続ける選手たち。
ベンチには、けがで欠場したキャプテン本村の姿も。
負ければシーズン終了、最後までもがきましたが…

2連敗で準々決勝・敗退。またも昇格には手が届きませんでした。
(熊本 80-108 越谷)

■観客
「選手たちにありがとうって言いたいです」
「今シーズンのこのチームの試合が観られないと思うと試合の途中から涙が出てきてしまいました」

■ヴォルターズ・本村亮輔キャプテン
「熊本ヴォルターズというチームは B1にいないといけないチームだと思っている。熊本の皆さんにはこれからも熱い声援をお願いしたいと思っています」

■ヴォルターズ・遠山向人HC
「目標に到達できず非常に悔しいです」
Q今シーズンを振り返って
「ヴォルターズレッドに支えてもらった。そんなシーズンだったんじゃないかなと」


越谷との対戦成績は2勝2敗でしたが、予想以上に差の開く結果となりました。遠山ヘッドコーチが敗因の1つに挙げたのが、「チームとしての準備不足」。
シーズン終盤にけがが相次ぎ、中心選手が復帰したのが2週間前だったので「本番に向けてチームとしての連携を深める事ができなかった」と話しています。

2026年からは売上や施設整備なども求められる新B1制度が始まります。来季は実力で昇格を掴める最後のチャンス。そのためには選手層をより厚くすることが必要になりそうです。