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パリ五輪へ 400mHの筒江海斗選手 陸上を始めた高校時代の恩師が語る秘話

2024年7月1日 19:58
パリ五輪へ 400mHの筒江海斗選手 陸上を始めた高校時代の恩師が語る秘話
ハードル・筒江海斗選手
新潟市で開催された陸上の日本選手権の男子400メートルハードルで、熊本市出身の筒江海斗選手が3位となり、パリオリンピック出場に前進しました。

5月に48秒58の自己ベストを記録し、パリオリンピック参加標準記録48秒70を突破している熊本西高校出身の筒江海斗選手は、日本選手権で優勝すれば即、内定、3位以内でパリオリンピック出場が近づきます。

10年前、熊本西高校で陸上を始めた筒江選手。当時の筒江選手の様子を恩師は鮮明に覚えていました。

■立山雅浩さん(高校恩師)
「ここ数年、彼の成長ぶりには驚いています。高校時代の彼はもう少しおっちょこちょいなところがあったり、きょうは練習しないという日に、居てもたってもいられずにハードルを飛びに行ってハードルに足をぶつけて足をはれ上がらせてしまって、その時の大会で結果を出せなかったとかですね。私も日本選手権は現地で応援させてもらいますけど、僕の中では自分自身の夢のような瞬間なので、しっかり見届けたいと思っています」

日本選手権の決勝。筒江選手にとって初のオリンピックをかけたレースです。オリンピックを目指してスピード強化に取り組んできたという筒江選手は、夢の舞台に向けて加速を続けました。終盤、粘りを見せ3位でフィニッシュ。

優勝こそ逃し、即内定とはなりませんでしたが、この種目、日本から最大3人が出場できるため、すでに参加標準記録を突破している筒江選手はパリオリンピック出場に大きく前進しました。レース後は恩師に笑顔で報告することができました。