雪の大谷は14メートル! 立山黒部アルペンルートが全線開通
北アルプスの立山連峰を貫き、富山と長野を結ぶ観光ルート「立山黒部アルペンルート」が15日、冬場の休業を終えて4か月半ぶりに全線開通しました。
訪れた国内外からの観光客が春の銀世界を楽しみました。
15日全線開通したのは、立山駅から長野県の扇沢駅までの総延長37.2キロです。
こちらは、標高2450メートルの室堂ターミナル近くにある目玉スポット「雪の大谷」。
降り積もった雪を道路まで掘り下げてできたもので、今年の高さは14メートルと、暖冬の影響で近年最も低かった去年を1メートル上回りました。
岡田記者
「雪の壁が最も高い地点に来ました。見上げると非常に迫力があります」
国内外から訪れた多くの観光客が巨大な雪の壁の間を散策したり、写真を撮ったりして楽しんでいました。
山口県から来た観光客
「初めて見るけぇ、すごいですね」
岐阜県から来た観光客
「よかった、きて」
「でも思ったほど寒くはなかった」
立山黒部アルペンルートに2023年訪れた人は、およそ71万人。
ルートの運営会社は、今年はコロナ禍前の9割程度となる、およそ90万人を目指したいとしています。
立山黒部貫光 見角要社長
「北陸新幹線が敦賀まで延伸しましたので期待しておりますし、インバウンド昨年は大分伸びましたので、今年はそれ以上に予約も入っていますから昨年以上に期待しています」
立山黒部アルペンルートの営業は、11月末までです。