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「うそを重ねるのはやめて」田畑議員の無断・架空党員登録で被害を受けた企業の関係者

2024年12月2日 21:33
「うそを重ねるのはやめて」田畑議員の無断・架空党員登録で被害を受けた企業の関係者
無断党員登録に関する先週金曜日の会見で、田畑裕明議員は何度も自身の関与を否定しましたが、客観的な証拠は示しませんでした。

無断または架空党員登録の被害を受けた企業A社の関係者は、田畑議員の会見に対し「もううそを重ねるのはやめてほしい」と苦言を呈しています。

田畑議員「これまでの私と親族の関係から、大変私も頼っていた。またその言動については全幅の信頼を置いて、いつもやり取りをしていたということから、先ほど申し上げましたA社と話をして入党者を募る等につきましての話を信じきっていたというのが、報告でございます」

田畑議員の説明などによると、無断で登録した党員と架空党員の党費は、田畑議員の親戚がA社と話をして肩代わりしたということです。

田畑議員「2020年にその親族の方が死去された後は、私の父親が党費相当額の支払いを引き継ぐこととなりました」

会見を見たA社の関係者は「田畑議員の親戚や父親とは面識がほとんどない。従業員名簿は、田畑議員のおじではなく、自分が田畑議員本人に提出した」とし、会見の説明は真実ではないとしています。

会見では記者から何度も問い質されますが、自らは知らなかったと繰り返すのみ。

田畑議員「その親族を私は信じきっていたわけでありまして、A社と話して入党者を募る、また、党費も含めて支払う。そうしたことで甘えきっておりまして、党費の手続き等については、きちっとなされたものだというふうに思い込んでいたというのが、実態でございます」

「客観的な証拠はあるのか」という記者からの質問に対しては。

田畑議員「特段ございませんが、第三者の専門家の調査を受けまして、そこも含めて今お答えをさせていただいている」

神林記者の質問「証明できるものがあるのかと聞いている」田畑議員「すべてはいま調査結果をご報告させていただいております」
質問:「どう信じればいい?」 田畑議員「私がこうしてご報告をさせていただいております」

自分の説明が「真実」だと繰り返しました。

被害を受けた企業A社の関係者はこの会見を聞き、「もううそを重ねるのはやめてほしい」と語りました。

A社の関係者は「田畑議員の親戚や父親との接点はない」と、会見の矛盾点を指摘しました。

A社の関係者が今年10月、田畑議員に問い合わせた時には、田畑議員は無断登録を認め、その党費の支払いについて、口裏合わせを求めてきたといいます。

支援者「なんせ最初はポケットマネーで払ったことにしてくれないか っていう、まず それが最初ですね。それは現金で、党費はもう 皆さん現金で回収するから全然もうわからないんだと。だからポケットマネーで全て払ったことにしてもらえれば何も問題ないと」

支援者がこの口裏合わせを断ると、その数時間後。

支援者「断ったらその日の何時間後だったと思うんですけど、そういったことまで無理かけられないし、 一応こっち(田畑議員側)で考えたのは、おじさんに亡くなったおじさんに払ってもらっとったことにしようと思うって」

次は、田畑議員の亡くなったおじが党費を払ったことにしたいと口裏合わせを求めたといいます。

この支援者とのやりとりについて田畑議員は会見で。

田畑議員「大変、その気安さもあって、何とか穏便に済ますことができないかと思って、その『方策を相談』するのは間違いありません」

口裏合わせを求めたことは認めず、方策を相談したと説明しました。

A社関係者は「その時に私に話したストーリーを会見で説明していた。もう亡くなった人のせいにするしかなかったのでは」と語りました。

また「衆院選で投票した人が、今から選挙となればどれだけ投票するのか。自民党の県連も市連も責任を感じているのであれば、対応を考えてほしい」と話し、真相の解明と、政治不信を招いた責任の追及を求めています。
最終更新日:2024年12月2日 21:33
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