錦秋　今が盛り紅葉の立山　トロリーバスラストイヤーイベントも　富山

秋の深まりとともに北アルプス・立山では紅葉が進んでいます。

ロープウェイの大観峰駅や黒部平駅の周辺では紅葉が見頃を迎えています。

こちらは標高2316メートルの大観峰から見た景色です。眼下に広がるタンボ平では木々が赤色や黄色に色づき、紅葉が見頃を迎えています。

大観峰の午前9時の気温は、13.2度。富山市より9度ほど低くなりました。

黒部平へと続くロープウェイからは紅葉のじゅうたんの上を空中散歩するような気分を味わうことができます。

清水万梨子記者
「標高1800メートルあまりの黒部平です。すんだ秋空のもと鮮やかな赤色が映えています」

3連休最終日のきょうは多くの観光客が訪れ、思い思いに風景を撮影するなどして秋を楽しんでいました。

観光客　兵庫県から
「黒部ダムもだし、紅葉のこのきれいなところをぜひ見たいと思って来たんです。来てみたらむちゃくちゃすごくきれいに紅葉してたので嬉しかったです」

観光客　茨城県から
「きょうはほんとに秋ね、感じますね。遠くから来てますけども、そっちはまだ暑いし、ここ来るとこんな秋を感じて、非常にいいところだと思います」

立山黒部貫光によりますとアルペンルートの紅葉は、今年は気温が下がるのが遅かったため去年よりも進み具合が1週間ほど遅く、長く楽しめそうだということです。

また、きょうは鉄道の日で、立山トンネルのトロリーバスが来月末で運行を終えることを記念したイベントの一環として富山県出身の俳優・瀧内公美さんが1日駅長に任命されました。

瀧内公美さん
「空気がすんでいてとても気持ちいい場所ですよね。これだけ身近に山を感じるっていうことがないので、やっぱりすごく特別な場所っていう感じがします」

一方、こちらは、きのうの室堂です。

私（数家解説委員）が行って、撮影しました。

雲一つない快晴に恵まれ、みくりが池には、立山三山が鏡のような水面に映っていました。

そして登山道から見下ろした先には、雷鳥沢キャンプ場。

登山者のテントがモザイク模様のように見えます。

山肌には、チングルマやナナカマドの葉が赤く色づいていました。

標高2606mの奥大日岳山頂です。

富山平野は雲海に覆われていましたが、剱岳、立山三山、さらに遠くには槍ヶ岳まで望むことができました。