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地震被災で倒壊の恐れ 氷見市の家屋2棟を緊急解体

2024年7月18日 21:18
地震被災で倒壊の恐れ 氷見市の家屋2棟を緊急解体
能登半島地震で被災し倒壊する恐れがあった氷見市中心部の家屋2棟の緊急解体が、18日に行われました。

助田記者「倒壊の恐れがある2軒の家屋の解体工事が始まっています。現在は南側の家屋から重機で取り壊しが行われています」

緊急解体が行われたのは、氷見市栄町の県道薮田下田子線に面した家屋2棟です。

家屋の傾きが地震直後よりも大きくなり倒壊の恐れが出てきたため、面している県道の一部区間が7月9日から通行止めとなっていました。

家屋の所有者は公費での解体を申請し、業者が重機で取り壊しを行いました。

近所の男性「(解体されて)安心した。いつ崩れるかなと心配していたからね」

この男性の家は解体された家のすぐ近くで、全壊の判定を受けています。公費解体を申請していて、どのように解体されるのか様子を見に来たといいます。

近所の男性「ここは一番いいところだった。海岸線にも近いし立山も見えるし、住みやすいところだったと思うけど、いまとなれば(解体へ)覚悟を決めるしかないと思う」

氷見市には公費解体の対象となる建物が7月5日時点で1056件あり、このうち解体が申請されたのは17日の時点で349件、解体が行われているのは今回を合わせて6件です。

申請は来年3月末まで受け付けています。