地震で富山市ファミリーパークへ避難のペンギン 能登へ戻る
能登半島地震で被災した石川県の「のとじま水族館」から富山市ファミリーパークに避難していたペンギンが5日、能登へ戻りました。
富山市ファミリーパークを訪れたのは、のとじま水族館の飼育員たち。のとじま水族館は能登半島地震で被災したため、飼育していたフンボルトペンギン10羽を今年1月17日から富山へ緊急避難させていました。
4月には2羽のひなが生まれ、合わせて12羽が富山で飼育されていました。
このうち8羽が5日、のとじまへ戻ることになりました。残りは、移動で体調を崩すおそれがあることから、もうしばらく富山での飼育を続けるということです。
富山の飼育員は別れを惜しみながら、のとじまへ戻るペンギンをケースに慎重に入れていきました。
青山三菜飼育員「しっかり大切に飼育してきたので、やっと帰ることができてすごくよかったと思います。ぜひ元気なところをお客さんや飼育員さんたちに見てもらえればいいなと思います」
のとじま水族館の飼育員は「ようやく会えてうれしい。避難を受け入れてもらえて感謝している」と話しました。
のとじま水族館は7月20日から一部の営業を再開し、ペンギンも展示する予定です。