【なぜ】高岡駅前のエスカレーター 半年前から停止のまま
高岡駅前の地下道と地上を結ぶエスカレーターが、半年ほど前から使えなくなっています。エスカレーターを管理する県高岡土木センターは「復旧のめどはたっていない」としています。いったいなぜなのでしょうか。
長谷川記者「高岡駅前の地下道から地上へとつながるこちらのエスカレーター。現在はこのように黄色のテープが張られ、使用することができなくなっています」
エスカレーターは、地下道から駅前通りへの歩行者の流れを円滑にしようと、およそ30年前に設置されました。
去年8月、エスカレーターを管理する県高岡土木センターは、経年劣化で乗降板にへこみがあることなどを理由に「利用者の安全を考慮する」として利用を中止しました。
しかしそれから5か月が経過したものの、交換が必要な部品が既に生産を終了していて、部品の調達が困難なことから、復旧のめどがたっていないということです。
20代男性「自分は階段でも大丈夫なんですけど、高齢の方だとエスカレーターがあったほうが良い方もいるかなと思うので、そういうのは早く直してもらえたらなと思います」
50代女性「あー使えないのかと思った。(階段の)上り下りが大変だなと思う時が多いので、あったほうが都合がいいかなと思いますね」
一方、こちらのエスカレーターでは。
梅本記者「高岡市役所のエスカレーターも、とまったままの状態です」
高岡市役所の1階から2階へ通じるエスカレーターは、2018年4月から停止したままになっています。
市によりますと、このエスカレーターは現在の庁舎が整備された1980年に設置されたもので、動く速度が速く、高齢者の転倒事故が相次いだということです。
現在の仕様に合わせようにも、型式が古くスピード調整ができないため、費用対効果を考えて動かさないままになっているということです。
近くにエレベーターがあり、市はこれを利用してほしいとしています。