射水市の学校給食でベニズワイガニ 「おいしい!」地元漁協がカニを確保
射水市の小学校の給食に特産のベニズワイガニが提供され、子どもたちが地元の味覚を味わいました。
ベニズワイガニの水揚げは能登半島地震の後、減少していますが、毎年恒例の給食のため地元の漁業協同組合がカニを確保しました。
児童「富山湾で海底地滑りが発生したりしたことで、水揚げ量が減っているとお聞きしました。そんな中でもきょうは一人一人にベニズワイガニを一杯ずついただきました」
児童「きょうは射水市に生まれ育ったこと、住んでいることに感謝しながら美味しいベニズワイガニをいただきたいと思います」
小学校の給食に登場したのは児童の顔よりも大きなベニズワイガニ。
7日に新湊漁港で水揚げされたばかりのカニです。
ベニズワイガニを1人1匹丸ごと食べるカニ給食は射水市が2003年から毎年行っています。
一匹丸ごとのカニを手にした子どもたちは、それぞれ悪戦苦闘しながら身をむいては口にほお張っていました。
児童「おいしい」
児童「めっちゃおいしいです」
児童「むくのが苦手やけどおいしいです」
学校にカニを提供している新湊漁業協同組合では、今年1月の能登半島地震以降、ベニズワイガニの漁獲量が大きく減少しています。
しかし、地元の漁師たちの「カニ給食を続けたい」という思いから、ことしも給食への提供が実現しました。
新湊漁業協同組合 塩谷俊之代表理事組合長「やっぱりね、みんな楽しみにしてるんですよ、このカニ給食を。続けていきたいなっていうのをさらに再確認できたというか。」
カニ給食は、射水市内すべての公立小学校で振る舞われる予定です。