富山県内で相次ぐ値上げ 富山地鉄運賃も…
新年度のスタートに合わせて、私たちの暮らしに関わる様々なものが値上げされました。富山県内では、食品などに加えて富山地方鉄道の鉄道線と富山市内電車の運賃もきょうから値上げとなりました。助田記者がお伝えします。
助田紫乃亜記者
「富山地方鉄道はきょうから運賃を値上げしました。普段利用する人はどのように感じているのでしょうか」
富山地鉄の鉄道線の値上げ幅は平均で、普通運賃が12.2パーセント、通勤定期が13.7パーセント、通学定期が5.5パーセントです。
例えば電鉄富山と上市の間が、現在より90円高い700円に、電鉄富山と宇奈月温泉の間が、280円高い2160円になりました。
また今月14日には、利用の少ない早朝や昼の時間帯、休日の便数を減らすことにしています。
普段、鉄道線を利用する人は。
利用客
「(値上げは)仕方ないかなって。やっぱり時代の流れというか」
「バスも去年くらいから少し本数減ったじゃないですか。電車も本数減っていくのは仕方ないかなとは思うんですけど残念かな」
「赤字だ言うとるから、しょうがないですよね」
また、全線が均一料金の富山市内電車は、現金払いと全国のICカードが、これまで210円だったのが240円に、地鉄のICカード「えこまいか」では190円だったのが220円になります。
そして値上げは様々な食品にも。
民間の調査会社帝国データバンクによりますと、今月は食品の値上げが4225品目にのぼります。
このうちビール大手4社は原材料価格の高騰などで、きょうからビールやチューハイなど各社200品目以上を、3%から12%程度値上げしました。日用品ではティッシュペーパーやトイレットペーパーの価格を、大手メーカーがそろって値上げしました。