洪水や土砂災害などの情報を音声で「聴くハザードマップ」
大雨への警戒が必要な時期が続く中、富山県は今年度から「耳で聴くハザードマップ」の運用を始めています。視覚障害がある人などに向けて情報を発信し、防災行動につなげる狙いです。
自動音声の読み上げ「この場所は最悪の場合、洪水による浸水が発生して、その深さが5メートルから10メートルになることが想定されています」
県が導入したアプリ「ユニボイスブラインド」は文章を自動音声で読み上げるものです。
GPS機能で位置情報を取得しハザードマップを開くと、洪水や土砂災害、津波などの情報を音声で知ることができます。また、必要な場合には避難を促します。
音声「水害発生の恐れがある場合には、浸水が想定されない場所へ早期に立ち退き避難することが必要です」
最寄りの指定避難所などへの案内を聞くことができ、迅速な避難につながるということです。
アプリはスマートフォンのアプリストアから無料でインストールして利用することができます。
県は「障害がある人に限らず多くの人に活用してほしい」としています。