持続可能な移動手段を 高岡市の2つの地区で住民運営の交通システム運行へ
高岡市の2つの地区で、住民が運営する地域交通システムが7月から本格運行する見通しとなりました。
高岡市では、路線バスの廃止などで住民の移動手段の確保が課題となっていて、各地区で住民が持続可能な移動手段の確保に取り組んでいます。
こうした中、住民が運営する地域交通システムが始まります。
2500世帯余りが暮らす木津地区では、住民による協議会が「木津ぐるりんバス」を運行します。商業施設や中学校、駅など16か所の停留所をめぐります。
10人乗りのバスは市が貸し出して、講習を受けた住民が運転します。
また野村地区では、住民による協議会が事前予約制の乗り合いタクシー「のむタク」を運行します。
タクシー会社の運転手が運転し、68の停留所で1日6便が運行されます。
どちらも地区住民の負担と市の補助金を財源にして、7月中に本格運行が始まる見通しです。