富山県が初の「ノロウイルス食中毒警報」発令　高岡と上市の飲食店で発生相次ぐ　厳重な注意喚起へ

高岡市の飲食店で食中毒が新たに発生し、県はきょう、初めてとなるノロウイルス食中毒警報を出しました。

今月18日までの2週間、厳重な注意喚起を行います。

高岡厚生センターによりますと、先月28日、高岡市の飲食店「宮一」で食事をした市内の事業所職員46人のうち20代から60代の男女17人が、下痢などの食中毒の症状を訴えていることがわかりました。

全員快方に向かっています。

おととい事業所から連絡があったもので、患者と店の従業員の便からノロウイルスが検出されました。

高岡厚生センターはこの店に対し、きょうから3日間の営業停止を命じました。

県内では今年に入って8件の食中毒が発生し、県は食中毒注意報を出している中でしたが、今回新たな発生を受けて初めてとなる「ノロウイルス食中毒警報」にランクを引き上げました。

期間はきょうから今月18日までの2週間で、手洗いや食品の十分な加熱など厳重な注意喚起を行います。

県によりますと、また新たに先月末に上市町の食堂で会食をした7人のうち5人に、ノロウイルスによる食中毒が確認されたということです。

一層気を引き締めて衛生管理をしっかりしたいですね。