「紅麹」サプリ摂取での健康被害相談 富山県内でも相次ぐ
健康被害が報告されている小林製薬の「紅麹」サプリメントについて、富山県内の医療機関でも、摂取した人が健康被害を訴えて受診するケースや相談が相次いでいます。
これまでに5人が死亡、およそ200人が入院したことがわかっている小林製薬の「紅麹サプリ」。
富山市の元町内科医院では、3月から4月8日までに、回収対象となっている小林製薬の「紅麹コレステヘルプ」を摂取していた40代から60代の男女合わせて5人が受診しました。
血液や尿の検査の結果、4人には異常がなく、けん怠感や手足のむくみを訴えている女性1人の結果待ちだということです。
またKNBが取材した富山市内の別の病院でも、これまでに不安を訴える3人が受診しました。いずれも異常は見つからなかったということです。
県内ではこのほか女性3人が富山市民病院を受診し、うち2人が腎機能が低下するなどして入院や通院をしていたことがわかっています。
県は対象の製品を持っている人はすぐに摂取を中止し、もし体に異常がある場合は、医療機関を受診するよう呼びかけています。
健康被害に関する相談は、富山市保健所や各地の厚生センターでも受け付けています。