きょう立春 北陸地方に「春一番」も…あすから県内大雪の恐れ 富山
きょうは暦のうえでは春の始まりとされる立春です。富山市では日中、最高気温が10度近くまで上がり、気象台はきょう、「北陸地方で春一番が吹いた」と発表しました。しかし今後はこの冬一番の強い寒気が流れ込み県内は、あすから今週末にかけて平野部も含めて大雪となる予報です。雪への注意・警戒が必要です。
立春のきょう。富山市のファミリーパークでは、フキノトウが顔をのぞかせていました。
また、園内のカピバラは湯につかりながら、ゆったりとしたひとときを過ごしていました。
きょうの最高気温は富山市で3月上旬並みの9.8度、高岡市伏木で2月下旬並みの8.4度となり、春の訪れを感じる一日となりました。
南寄りの風が強まり新潟地方気象台はきょう、「北陸地方で春一番が吹いた」と発表しました。
去年より12日早い発表です。
富山市では、午前11時過ぎに最大瞬間風速15.0メートルを観測しました。
しかし、このあと県内は次第に冬型の気圧配置となります。
上空には、今シーズン一番の強い寒気が流れ込む見込みで、あすから8日の土曜日ごろにかけて平野部も含めて大雪となる予報です。
あす午後6時までに予想される24時間の降雪量は、いずれも多い所で県西部の平野部で50センチ県東部の平野部で40センチ、山間部で70センチです。
そのあと、あさって午後6時までの24時間は、県東部・西部ともに平野部で50センチ、山間部で70センチです。
そのあと、6日午後6時までの24時間は、平野部で40センチ、山間部で70センチです。
さらに雪が降りやすい状態は今週末にかけて続く予想で、交通障害などに十分注意してください。
雪の予報を受け、県は国道359号の小矢部市五郎丸から石川県境までのおよそ4キロの区間を今夜遅くから通行止めにすると発表しました。
これ以外にも、降雪状況に応じて高速道路とそれに並行する国道を同時に予防的通行止めや通行止めにする可能性があるとしています。
国土交通省などはきょう、共同会見を開き大雪時には外出を控えるよう呼びかけました。
一方、やむを得ず車で出かける際には、車内にスコップや食料・飲料、毛布などを準備するよう求めています。