進まぬ復旧・復興「やっぱりみんな戻ってきたい」 被災地氷見で上野キャスターが取材 能登半島地震から3か月
1月1日に県内を襲った能登半島地震から、4月1日で3か月です。上野キャスターが県内で最も被害の大きかった氷見市を取材しました。
上野キャスター
「今、午前9時ですね。3か月たってどうなっているのか、いろいろとお話伺ってみたいと思います」
能登半島地震で特に大きな被害を受けた氷見市北大町周辺です。
上野キャスター
「酒屋が倒壊していまして、この辺りは歩道を出て歩くような形になります。まだ解体などは進んでいません」
4月1日は暖かな陽気となりましたが、人通りは少なく、地震直後とかわらず、損傷がでた家屋に応急処置としてかけられたブルーシートが風にはためいていました。
地震で倒壊した納屋です。発災直後に取材しましたが、こちらも当時のままでした。周りの草花だけが春の訪れを告げていました。
中村巻子さん
「前年度のあれ(予算)に間に合わなかったから、ここ今まだこの状態でみなさんに迷惑かけとんがやけど、道路出とるがやけど」
上野キャスター
「じゃあ新年度の予算で対応することに?」
中村巻子さん
「一応なっとんがやけど、本当に家が壊れた人たちのことは気の毒やでも、やっぱりみんな戻ってきたいが。助け合って生きてきたからね」
こちらは、市内の割烹料理店です。
上野キャスター
「KNBでも地震が発生した直後に取材させていただいたんですが、今足場が組まれていますね」
発災当時、建物に隙間があいて外が見えてしまっていた壁。現在の様子を見せてもらうと簡易的な壁でふさがれていました。
上野キャスター
「今、これは応急処置?」
割烹しげはま 一宮陸雄店主
「いや、これ以上どうしようもないので、これだけなんですよ」
復旧工事はなかなか捗りませんが、地域のために営業を続けています。
一宮陸雄店主
「いまだに復興したとは言えないような状況だと思います。少しでも動けばプラスになることを心がけている。次また同じ地震がきても守れるように、少しでも対策していきたいなと思っています」
上野キャスター
私は、地震発生後に氷見を取材しましたが、3か月経った今でも被災した街の風景が、変わっていないところが多いなと感じました。
武道キャスター
中には、冬の間の雪や雨で、家屋への被害がさらに大きくなったという声もありますよね。
上野キャスター
お話を聞いた住民のおひとりが、損傷した家屋の解体もできずに、どうしていけばいいか分からないと話していたのが印象的でした。復旧に向けて前に進む住民の皆さんを、しっかり後押しできるよう、行政には寄り添ってほしいですし、私たちも、完全に復旧・復興するまで地域の声を届けていきます。
上野キャスター
「今、午前9時ですね。3か月たってどうなっているのか、いろいろとお話伺ってみたいと思います」
能登半島地震で特に大きな被害を受けた氷見市北大町周辺です。
上野キャスター
「酒屋が倒壊していまして、この辺りは歩道を出て歩くような形になります。まだ解体などは進んでいません」
4月1日は暖かな陽気となりましたが、人通りは少なく、地震直後とかわらず、損傷がでた家屋に応急処置としてかけられたブルーシートが風にはためいていました。
地震で倒壊した納屋です。発災直後に取材しましたが、こちらも当時のままでした。周りの草花だけが春の訪れを告げていました。
中村巻子さん
「前年度のあれ(予算)に間に合わなかったから、ここ今まだこの状態でみなさんに迷惑かけとんがやけど、道路出とるがやけど」
上野キャスター
「じゃあ新年度の予算で対応することに?」
中村巻子さん
「一応なっとんがやけど、本当に家が壊れた人たちのことは気の毒やでも、やっぱりみんな戻ってきたいが。助け合って生きてきたからね」
こちらは、市内の割烹料理店です。
上野キャスター
「KNBでも地震が発生した直後に取材させていただいたんですが、今足場が組まれていますね」
発災当時、建物に隙間があいて外が見えてしまっていた壁。現在の様子を見せてもらうと簡易的な壁でふさがれていました。
上野キャスター
「今、これは応急処置?」
割烹しげはま 一宮陸雄店主
「いや、これ以上どうしようもないので、これだけなんですよ」
復旧工事はなかなか捗りませんが、地域のために営業を続けています。
一宮陸雄店主
「いまだに復興したとは言えないような状況だと思います。少しでも動けばプラスになることを心がけている。次また同じ地震がきても守れるように、少しでも対策していきたいなと思っています」
上野キャスター
私は、地震発生後に氷見を取材しましたが、3か月経った今でも被災した街の風景が、変わっていないところが多いなと感じました。
武道キャスター
中には、冬の間の雪や雨で、家屋への被害がさらに大きくなったという声もありますよね。
上野キャスター
お話を聞いた住民のおひとりが、損傷した家屋の解体もできずに、どうしていけばいいか分からないと話していたのが印象的でした。復旧に向けて前に進む住民の皆さんを、しっかり後押しできるよう、行政には寄り添ってほしいですし、私たちも、完全に復旧・復興するまで地域の声を届けていきます。