高岡市 住宅の応急危険度判定始まる 富山 能登半島地震
永井聖志郎記者
「高岡市伏木では住宅が倒壊する恐れがないか市の職員らが一軒一軒調べています。この家は立ち入りに十分注意する必要があることを示す黄色の紙を貼りました」
震度5強を観測した高岡市では、被災した建物が倒壊するおそれなどがないか確認する「応急危険度判定」が始まっています。
判定は3段階に分かれていて、赤色の危険とされた建物には立ち入らないように、黄色は要注意で立ち入りには十分注意する、そして緑の「調査済み」とされた建物は使用可能です。
高岡市営繕課 杉原大志主任
「傾いていたりとかが多いと思いますね。物が落ちてきたりとかすると思いますので、そのあたり注意していただいた方がいいと思うんですけど」
3日までの調査では18軒が「危険」と、42軒が「要注意」と判定されています。
一方、伏木地区では陥没した道路の復旧作業も始まりました。4日は地元の土木業者が市の依頼を受けて道路を土で埋めるなどの応急処置を行っていました。
早木工業 早木貴郎専務
「舗装の下がえぐれて空洞になっているところが多々ある。時間が経つにつれて復旧しないといけないところが増えてくる。うちもちょっと片付けたいいうのが本音ですけど、うちも手つかずで」