成績ファイル誤掲載 一時閲覧可能に 富山北部高校
富山市の富山北部高校で、3年生の成績データの一部が教育用クラウド上に誤って掲載されていたことがわかりました。
1か月以上にわたって1年生が閲覧できる状態になっていたということです。
「生徒ならびに保護者の皆様には多大なご迷惑 ご心配をおかけいたしましたこと心より深くお詫び申し上げます」
県教育委員会によりますと、先月12日、富山北部高校の30歳代の女性教諭が、3年生19人の名字と商業系の選択科目に関する2学期の成績がわかるデータファイルを、本来は掲載が認められていない教育用クラウド内に誤って保存したということです。
教育用クラウドは、教諭や生徒がインターネット上で連絡事項や教材などを共有するためのシステムで、先週、1年生の一人がクラウド上に3年生の成績ファイルが掲載されていることに気付き学校へ報告しました。
成績ファイルは1か月以上にわたり1年生237人と教員およそ70人が閲覧できる状態で、このうち生徒2人が閲覧していました。
ファイルの外部流出はないということです。
学校は、成績を掲載された3年生に説明と謝罪をしたとし、再発防止に向けては管理方法の見直しやセキュリティ対策の研修を行うとしています。
県立高校での教育用クラウド上への個人情報の誤掲載は今年度3回目です。