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氷見市で被害認定の2次調査はじまる 能登半島地震

2024年2月29日 19:47
氷見市で被害認定の2次調査はじまる 能登半島地震
能登半島地震で住宅被害の多かった氷見市では29日、り災証明書の発行のための2次調査が始まりました。これまで住民からは1次調査の結果に納得できないという声もあがっていて、2次調査では建物の内部も調査して判定します。

梅本晃弘記者
「氷見市では住民の求めに応じて、被災した住宅の中を調べる2次調査が始まりました」

氷見市北大町の住宅では29日、市の職員と建築士が「り災証明書」の発行のための2次調査を行いました。

り災証明書は住宅の被害の程度を証明する書類で、公的な支援を受ける際などに必要です。1次調査では建物の外観を見て「全壊」や「半壊」「一部損壊」など判断されますが、認定に不服がある場合などには、内部を調べる2次調査を受けることができます。

29日行われた2次調査では、建物の基礎や内壁、天井などの破損状況や床の傾きを調べました。

「基本的に下がっているので…」

外観だけでは建物の中の被害までは分からないことから、氷見市では「建物の中も見てほしい」という声が、多くあがっていました。

2次調査が行われた夷卓也さん
「外からはわからないじゃないですか。私としてはこれで満足」

氷見市によりますと、り災証明の申請は28日までに6145件。このうち267件が2次調査を申請しているということです。

富山県建築士会 德田義弘副会長
「中まで被害が出ていることを、ちゃんと見て、ちゃんと評価していくべきだと思う」

2次調査の結果は1週間ほどで分かるということです。氷見市は3月末を目標に調査を終えたいとしています。
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