電車やバスの位置情報把握 2次元コードで使いやすく とやまロケーションシステム
「とやまロケーションシステム」をご存知でしょうか。
県内のバスや電車の運行状況や位置情報を知ることができるウェブサイトでこの冬、さらに使いやすく改善されました。
長谷川記者の取材です。
先月、富山市内のバス停に富山地方鉄道の職員の姿がありました。
職員は時刻表のそばに二次元コードが描かれたシールを次々と貼り付けていました。
【富山地方鉄道営業係・浅野毅さん】
「スマホでバスが今どこにいるか分かる情報を出すシステムを、ここにシールで貼って見ていただくように準備してます」
この二次元コード。どのように使うのでしょうか。
【長谷川記者】
「バス停に貼られたこちらの二次元コード。スマホで読み取ると、このようにバスの運行状況が一目で分かります」
二次元コードはシステムに対応する駅やバス停ごとにそれぞれ掲示されています。
スマートフォンのカメラをかざすと、電車やバスの運行状況や位置情報をリアルタイムで参照できるウェブページに直接つながり、一目でわかるようになりました。
利用客が安心して電車やバスを待てるようにと県が2019年に始めたとやまロケーションシステム。
利用客からは使い勝手を改善するよう求める声が上がっていました。
従来の二次元コードからつながるのはシステムのホーム画面で、路線や停留所を検索するには手間がかかりました。
雪などで運行に遅れがでた日などは、会社側にいつ到着するのか問い合わせが相次いでいたということです。
新たな二次元コードをバスの利用客に体験してもらいました。
【バスの利用客】
「出てきました」
「バスなかなか来なくて困ったりして、今までは自分で調べてやってたのでこれを読み取るだけで簡単に分かるっていうのがすごい便利でこれから使いたいなって思いました」
【県交通政策局交通戦略企画課 元井祥二郎主任】
「やはり富山県、雪のシーズンになりますとどうしても電車とかバス、道路の渋滞などで遅れることがあるんですけれども。次にバスがいつ来るのかどこに来るのかというのがすぐに分かるようになりますので、安心してお待ちいただけるようになるのではないかなと」
県内の利用客のみならず国内外からの観光客にとっても利用しやすいシステムへ、改善が続きます。