曽我ひとみさんが初来県 拉致問題解決を訴え 富山
毎年12月10日から16日までは、「北朝鮮人権侵害問題啓発週間」です。
富山市ではきょう、拉致被害者の曽我ひとみさんが初めて富山県を訪れ、一刻も早い解決を呼びかけました。
曽我ひとみさんは、新潟県佐渡市で1978年、19歳の時に母のミヨシさんとともに北朝鮮に拉致され、2002年、24年ぶりに日本への帰国を果たしました。
曽我さんは、引き離されたままの母の思い出を語りながら、北朝鮮での暮らしについて話しました。肌に突き刺さって痛いほどの厳しい寒さのなか、家族が一つに固まって寝たことや、横田めぐみさんとこっそり、日本語で話をしたり、日本の歌を歌ったりした思い出を語りました。
曽我ひとみさん
「被害者、被害者家族の両方が元気であるうちに解決してほしいと願うことしかできないのが、何とももどかしいです。どうか一日も早く、一人でも多くの日本人拉致被害者を取り戻すために、お力をお貸しください」
会場には、県内出身の拉致被害者の家族や友人も訪れていました。